アイアンオー

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それぞれの記念日。
2018年01月04日

新しい年が始まりました。みなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。新しいホームページにブログをという、スタッフの要望で誕生したコーナーです。第1回は、石井が書きます。スタッフ全員がリレーで登場する予定ですので、第2回以降もお楽しみに。

昨年は、いつになく不倫や離婚が話題になりましたね。いちばん近くて、いちばん難しい人間関係は、たぶん夫婦です。そんな夫婦にとって最も大切な日のひとつは、結婚記念日でしょうか。その日は、新しい家族の歴史が始まった特別な日です。夫婦関係を円満にするためにも、年に一度くらい、その日を振り返ってみるのもいいかもしれません。
銀婚式や金婚式のような誰もが知る節目も大事ですが、1周年から15周年までは毎年結婚記念日に名前があります。たとえば、1周年は紙婚式、5周年は木婚式、10周年なら錫婚式。夫婦で記念日にちなんだ贈り物を交わすのもいいですね。木婚式には、観葉植物や木の製品を贈るみたいです。
とは言ったものの、私について言えば、かろうじて一度だけ、銀婚式に銀のアクセサリーを贈ったことがあるくらいです。ちなみにうちの結婚記念日は、3月20日。2年後に40周年、ルビー婚式を迎えますので、今から心の準備(と資金の準備)をしておきます。

 

では、会社にとっていちばん大切な日は?多くの方が創業記念日と答えるでしょう。当社の創業記念日はというと、奇しくも私の結婚記念日と同じ3月20日です。1982年のこの日に、会社の登記をしました。よく社名の由来を聞かれるのですが、アイアンオーは「I&O」、恥ずかしながらふたりの創業者のイニシャルを社名にしました。


アメリカに伝説の広告代理店、DDBがありますが、社名の付け方だけでも習って、憧れの広告会社に近づきたいと思ったわけです。「広告はアートである」と主張する社長兼クリエーティブディレクターのウィリアム・バーンバック氏、副社長のドイル氏、おなじく管理担当副社長のデーン氏、三人のイニシャルを組み合わせてドイル・デーン・バーンバック、DDBとしたのです。
DDBといえば、1960年代、伝説のVWのキャンペーンをはじめつぎつぎにヒット広告を制作し、ニューヨークのマジソンアベニューから世界の広告業界に新風を吹き込んだ、今で言うクリエーティブエージェンシーの先駆け。「Think small」や「Lemon」などの鋭いキャッチフレーズで知られるVWの広告は、史上最強の広告キャンペーンと言われ、半世紀以上経った今でも語り継がれています。私も西尾忠久さんの訳したVWビートルの作品集を、コピーのお手本として繰り返し読んだ一人です。

さて、実は昨年、当社は創業35周年でした。特別なイベントはできませんでしたが、昨年から準備を進めてきたホームページを、このたびリニューアルしました。
創業記念日のなかでも、50周年や100周年などの大きな節目は、より特別な意味をもちます。このときに、社名やロゴマークを見直したり、記念商品を発売したり、地域やお客さまに向けて感謝のCMや広告を打つ企業もあります。
周年記念の年は、企業の歴史を振り返るだけでなく、むしろ未来への夢や展望を確認し、社内外に表明するまたとない機会でもあります。そうすることで、社員の気持ちをひとつにし、ビジネスチャンスを広げることもできるかもしれません。

このブログを読んでいただいたのも何かの縁です。もし、貴方の会社が、今年周年を迎えるので何かをしたいとか、周年を機会に広告やデザインを見直したいとか、ホームページを一新したいなど、そんなご計画があるようでしたら、ぜひとも私たちにご相談ください。(石井)

Writing:Ishii