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うれしい春です♪
2023年03月14日

みなさまお久しぶりです。デザイナーの村上です。
めっきり暖かくなってきましたね。私は春生まれなので何となくウキウキしてしまいます。
さて、最近びっくりしたことといえば、弊社のH川さんがいつの間にかおじいちゃんになっていました!!
とってもうれしくておめでたいニュースです。

きっとこんな感じでデレデレなんじゃないでしょうか…

お祝いにキャラミルサイトのキャラクター「シロクマのべアード」のロンパースをプレゼントしました。
イケメンのシロクマさんのように強くかっこよく成長してほしいと願っております。気に入ってくれると良いな〜♪

実際に着てくれました★どちらもめちゃめちゃかわいいですよね?!

そして今年、ひさしぶりにチンドンが再開されるということで楽しみですね。
マスク制限も少しずつ緩和され、コロナ感染者も徐々に減っています。これもうれしいことです。。。
弊社がデザインをさせていただいた春色のチンドンポスターにもぜひ注目してみてくださいませ。
ではまた!

Writing:Murakami
バキュームフォーム!
2023年02月01日

こんにちは!また寺越です。

今回は参加しているポスターの企画展について書きます。
富山アートディレクターズクラブの活動の一つ
ポスターギャラリー企画展「ポスターの街とやま」に参加しています。
富山城前にある3基のポスター塔に「ポスターの街・とやま」を
アピールするポスターを云々、、、的な趣旨だそうです。

「ポスター塔1基の表と裏を使って何か面白い表現ができないか」と
自分なりのテーマをもって参加しています。
今年度はポスター塔に何かがめり込んでたら面白そう!と思いつき、
「バキュームフォーム」という手法を使って作ってみる事にしました。

作品名/タイガーショット
そう!あのサッカー漫画に登場する日向○次郎の必殺シュート!!
サッカーボールがポスター塔に突き刺さったように見えますよね!

さて謎の手法「バキュームフォーム」について説明せねばなるまい。

1.プラ板を必要な大きさでカット

2.電熱器でトロトロになるまで熱する※火事や火傷に注意してね!

3.100均で自作した専用器具にめり込ませたいモノをセット
4.掃除機で吸う

5.イメージ通りのめり込み方をするまでトライ&エラー
6.撮影・フィニッシュアップ

結構めんどくさい作業をしていますがあくまで手段。
「ポスター塔1基の表裏を使って何か面白い表現」をするための
アイデアが大事といつも考えています。

最後に近作のご紹介です。こちらは諸事情で1枚のみの掲示になっちゃいました。 幻の裏面(右側のポスター)をこちらで発表します。

作品名/ハートのエース
Writing:Terakoshi
言いにくいことは、この子たちに。
2023年01月11日

こんにちは!寺越です。

なんでも値上げになって、もう勘弁して欲しいですね。欲しいロードバイクがあるんですけど5~10万円もサクッと値上げになって、、、サーリーのミッドナイトスペシャルなんてもう、、、、。

話を戻そう。

さて、原材料の高騰などで「値上げ」は仕方がないことですが、お世話になっているお客様にはなかなか言いにくいですよね。そんな言いにくいことはキャラクターに言わせんませんか!

弊社が運営するキャラクター専門サイト「キャラミル」のキャラたちを使ってちょっとテストしてみましょう。

えっ?このキャラ もしかしてウ○チ? キャラの選択を間違えたようです。話を戻そう。

お菓子食べながら大事なこと言うな!キャラの選択を間違えたようです。次!

まず、企業努力をしろ!一生懸命やらんかい!キャラの選択を間違えたようです。次っ!!

 ひょっとして水戸のお爺ちゃん? 納豆の価格改定? 悪くない感じになってきました

そうそうコレ。かなり柔らかい印象のお知らせになりましたね。

いかがでしたか。最後にこのブログで一番言いたいけど言いにくかった事を「キャラミル」の宣伝部長キャラミル夫(仮称)に言ってもらいましょう!

https://chara-mil.com/
Writing:Terakoshi
街の色。
2022年09月09日

曇りや雨の日も多くなり酷暑もようやく終焉の季節ですが、こんな時ほど鮮やかな風景が恋しくなるものですね。堀川です。みなさんお元気でしょうか。
またまたスマホの写真を掘り出しながら、今回は高知の風景をお届けしてみたいと思います。

“おおぼけ”駅|土讃線

高知までは体力勝負。富山からは電車で約7時間〜、車で約8時間〜と遠いのですが、そこには南国の別天地があります。

帯屋町商店街

市内の中心にお城があったり市電が通っていたりと、一見、富山市の風景によく似ているのですが、一番違うのはアーケードの賑いです。(人口/富山市=約41万人 高知市=約32万人)
聞く所によればナショナルチェーンが台頭する現在でも、個人商店を大切にしている土地柄だそうです。人と人との繋がりが感じとれるようで、なんだかちょっと嬉しくなりますよね。

坂本龍馬記念館

桂浜からのぞむ太平洋は、真っ青というよりも黒色。龍馬記念館のオレンジが、やけに目に染みます。都市の景観や色彩を均一に保つ事はもちろん大切なのですが、時にはそれからハミ出た色や形があっても面白い。デザインは調和をとる事だけが全てではありませんよね。

さらに目に染みるのはワラ焼きの炎。燻された半生の温かな鰹節の味…(例えてみますと)是非みなさんにも本場の鰹のタタキを味わっていただきたいです!

さてさて、私も鮮やかに燃えて仕事に励まねば。是非是非、色取り取りなお仕事お待ちしております!それではまた!

Writing:Horikawa
あなたに会えたお礼です、先輩。
2021年12月24日

 今年の暮れ、東京銀座のギャラリーで、コピーライター故岩崎俊一氏の展示会が開催された。東京コピーライターズクラブが「TCCホール・オブ・フェイム」殿堂入りを記念して企画した、おそらく日本の広告史上初の「文字だけの=コピーだけの」コピーライター展だろう。今年の心残りはいくつかあるが、最も大きな心残りはこの個展に行けなかったことだ。

 ぼくが岩崎さんに初めてお会いしたのは、1993年の冬。当時、富山コピーライターズクラブによる年に一度の賞審査会へ、特別審査員として富山へ来ていただいたのだった。既にTCCの常連で、ソニー、パルコ、西武百貨店やキリンビールのヒットコピーをいくつも書いていた。出身大学と学部が同じこともあって、勝手に「先輩」コピーライターとして憧れていた。

 今思えば読むのが迷惑になりそうなくらい長い、審査の依頼状を書いたのを記憶している。多忙な日々にもかかわらず名も無い一地方の審査会を快く引き受けていただいた。富山空港に降り立った岩崎さんは、すぐにわかった。テニス焼けした精悍な顔つき、鍛えられた全身、とにかくかっこ良かったな。

 審査後の講評は「もっとやんちゃに」だった。ちょっとまじめすぎる、というのが全体の印象で、広告という形にとらわれすぎているというアドバイスをいただいた。その時はわかったつもりだったが、果たしていま、それができているか自問すると、恥ずかしい限りだ。

 ある日、岩崎事務所から一冊の情報誌が届いた。岩崎さんのエッセイが連載されていた。ぜひ、バックナンバーも欲しいとお願いすると、まもなく分厚いゲラのコピーが届いた。それらのエッセイは後に「大人の迷子たち」(廣済堂出版)として一冊の単行本になるのだが、ぼくにはあのゲラは宝物だ。

 岩崎さんとの最初の出会いから20年後、2013年に富山コピーライターズクラブが北陸コピーライターズクラブに生まれ変わった。記念すべき最初の審査会を開催するにあたって、ぼくの願いが叶い、特別審査員に岩崎さんを再びご招待することになった。

 しかし、残念ながら体調が思わしくないとの理由で、二度目の審査員として来ていただくことは叶わなかった。それでも、いつかお招きしたいとひそかに念じて、健康の回復を祈っていたが、ついに再会の機会は来なかった。翌年の師走、突然の訃報が信じられなかった。67歳の若さだった。

あなたに会えたお礼です。

ボディコピーはこうつづく。

人が、一生のあいだに

会える人の数はほんとうにわずかだと思います。

そんな、ひと握りの人の中に、

あなたが入っていたなんて。

この幸運を、ぼくは、

誰に感謝すればいいのでしょう。

あなたに会えたお礼です。

(サントリー/お歳暮/1985年)

 トンボ鉛筆、東京海上日動サミュエルなど、岩崎さんのコピーは、晩年になるほど深みを増し、人間の心のひだの部分を確かに映し出していた。氏のキャッチフレーズやボディコピーを読んでいると、コピーライターは大人の仕事、いや一生の仕事なのだと気付かされる。

 岩崎さん、あなたに会えたお礼をぼくは何と言えば良いのでしょう。答えが見つかるまで、もう少しコピーを書き続けます。

Writing:Ishii