なんやかんや言われたT○KY○ 2○2○も終了。
みなさんが熱心に観戦した競技はありましたか?
デザイナーの北村です。
僕が断然アツくなったのは、新競技の「スケートボード」でした。
もともと趣味としてスケボーを楽しんでいるので楽しみにしてはいましたが、自由な気風、華麗なトリック、お互いを讃え合うピースなカルチャー、カジュアルすぎる解説、国内・県内勢のメダルなどなど、思っていた以上に世間を沸かせてくれたように思います。
ストリート男子で見事金メダルに輝いた堀米くん。ここ数年、世界を舞台に目ざましい活躍をしており、もともとスケーターなら誰もが知るスーパーヒーローだったのですが。
彼の有名なエピソードに、小学校時代の文集があります。「世界で一番うまいスケーターになる」「スケボーの本場アメリカに住む」「アメリカのプロスケーターに認められる」…文集にはそう書かれていたそうです。
まさに夢を叶え、アメリカどころか世界中から認められる存在になってしまいました。凄いことです…。
ふと自分の子どもの頃の夢を思い返してみました。
堀米くんのように何かに打ち込んでいたわけでもなく、漠然と宇宙飛行士やら警察官やら、深くも考えずコロコロと夢が変わるような少年でした。
その中でやたら具体的で記憶に残っているのが「図鑑の絵を描く人」と「考古学者」です。
保育園の頃から図鑑を眺めるのが好きで、さまざまな動物、鳥、魚、昆虫などが載っている分厚い本を広げては、載っている生き物たちをらくがき帳に描き写すのが好きでした。絵本のような空想の世界に浸るというよりは、現実にあるものを観察して手を動かすとことが好きだったようです(自己分析)
そして思いました。大人になってもこうやって無心に絵を描いていられたらいいな…と(今それが叶っているかどうかはわかりません…笑)
さらに、数ある図鑑の中でも特に好きだったのが恐竜です。まず造形のカッコよさに惹かれ、1億年も前にこんな生き物たちが地球上を闊歩いていたことに想像を巡らせ、胸を熱くしたものです。
そしてこうも思いました。世界中を飛び回って恐竜の化石を発掘して研究する人になりたい、と。新種の恐竜を発見し、新しく名前をつけるのが夢でした。そのときの気持ちは生き物や地質学好き、旅行好きという趣味に収まっています(好きな番組はブラタモリです)
DRAFT代表の宮田識さんへのインタビュー書籍『デザインするな』には、こういった意味のことが書かれています。
「自分が好きでやっていることが、人と比べてどうこうということを意識しなかった頃に育んだ感性は信じられる。世間の理屈ではなく、自分だけの感性を自分の真ん中に据えて物事を捉え、考えることが大事。」
…大人になるとなかなか難しいことではありますが、自分が純粋に好きだったものやそのときの気持ちって大事だったんだなと、今になって思うことが増えました。
今の生活に直接役立つことはないかもしれませんが、あの頃の気持ちは純粋だったし、正解も間違いもない。夢を叶えていてもいなくても、そこには検索しても見つからない何か大切なものがあるかもしれませんよ。
皆さんの子どもの頃の夢は何でしたか?
どこか北のほうの涼しいところに行きたいです。北村です。
世界のいろんな国を旅したり見て周ったりする番組が好きなんですよ。地上波でもBSでもいろいろありますよね。
ヨーロッパの街を歩いたり、
鉄道や船に乗ったり、
世界遺産の謎に迫ったり、
未開の絶景に挑んだり、
大自然の野生動物に出遭ったり、
ローカルタクシーに乗ったり、
空港でピアノを弾いたり、
ネコを見て歩いたり…笑
帰宅してテレビを点けて、画面の向こうの異国の地に想いを巡らせながらぼーっとする時間がお気に入りなんですよね。
その国特有の文化、自然、風習、考え方…、建築も見ていておもしろいです。
以前少し書きましたが、文字のデザインや書体にも興味があるので、街や駅にあふれる看板やサイン、商品のラベルなんかにもついつい目が行ってしまいます。
デザイン性あふれるもの、味わいある手書きのもの、安っぽいポップなもの、いろいろです。プロのデザイナーがつくったもの、職人がつくったもの、絵心のない店のおっちゃんがちゃちゃっとつくったもの…きっとどこへ行っても同じなんだと思います…笑
それでもその国らしさというのはどこかに表れていたりするので不思議なものです。
もっといろんな景色が見てみたい。興味は尽きません。
本当は自分で行って自分の足で歩き周りたいんですけどね。
オランダ、アムステルダムの空港にて
スウェーデン、キルナのスーパーにて
アイスランド、レイキャヴィクにて
アイスランド、レイキャヴィクにて
アイスランド、アークレイリにて
アイスランド、ストズヴァルフィヨルズルにて
雨が大地を潤しすぎて草刈りが終わりません。デザイナーの北村です。
今日はちょっと「レイアウト」の話をしてみます。
僕たちの仕事においてレイアウトは、とても大きな比重を占める作業です。簡単にいえば、紙面や画面の中で絵や文字をどのように配置するかということなのですが、これが本当にむずかしいし、奥が深い。
レイアウトのゴールは、見やすく分かりやすく、伝えたいことがストレスなく的確に伝わること。当然なんとなくテキトーに並べているわけではありません。
まずは紙面のこれを見てほしい、次はここ、その次はそこ…そのためにここを抑えて、これをちょっと目立たせて…伝えたい内容と目の流れを考えながら試行錯誤していきます。
正直、教科書的な正解はないですし、僕も毎度頭を抱えながら何度もやり直し、必死になってやっています…。
広告やデザインって、アイディアや閃きのような感性を生かした仕事のように思われがちですが、同時に、レイアウトのようにしっかり左脳を使わないとできない作業でもあります。
「伝えたい」のに「伝わらない」というのはよくあることで、その原因がレイアウトにあることも。
本来僕ごときがレイアウトを語る資格もないのですが、少し無理して書いてみました…笑
僕たちは「伝わる」広告を目指して日々がんばっています。もしよろしければご指名いただければと思います。(セールストーク)